国内後期第Ⅱ相臨床試験(PSOR-011試験:FREEDOM試験)

国内後期第Ⅱ相臨床試験(PSOR-011試験:FREEDOM試験)
試験デザイン

国内後期第Ⅱ相臨床試験(PSOR-011試験:FREEDOM試験)5,6)(ブリッジング試験)

【目    的】
日本人の中等症~重症の尋常性乾癬患者にオテズラ2用量を経口投与したときの有効性及び安全性を評価する。
【対    象】
乾癬病変の体表面積(BSA)10%以上及びPASIスコア12以上で、局所療法が不適と判断された、又は、局所療法で適切にコントロール/治療できない中等症~重症の尋常性乾癬で20歳以上の日本人患者254例
【方    法】
後期第Ⅱ相多施設共同、ランダム化、二重盲検、プラセボ対照試験。本試験は、スクリーニング期、プラセボ対照期、実薬投与期、観察追跡期で構成された。プラセボ対照期はオテズラ20mg 1日2回投与群、30mg 1日2回投与群、又はプラセボ群に1:1:1でランダムに割付け、16週間投与した。16週時にプラセボ群の患者を盲検下でオテズラ20mg 1日2回投与、30mg 1日2回投与に1:1で再割付けし、更に52週間の実薬投与を行った。

方法

  • オテズラ投与開始時は、最初の6日間にオテズラを1日10mgずつ漸増投与。
  • 40週時にすべてのノンレスポンダー(<PASI-50)は、局所療法及び/又は光線療法の併用が可能。
  • 試験治療を完遂又は中止したすべての患者は4週間の観察追跡期に移行。

5)社内資料(承認時評価資料):アブレミラストの国内後期第Ⅱ相臨床試験(PSOR-011試験)
6)Ohtsuki M et al.:J Dermatol. 44:873–884, 2017

【主要評価項目】
投与16週時のPASI-75達成率※4
【副次評価項目】
投与16週時のsPGA達成率※5、投与16週時の乾癬病変のBSA※6 (%)のベースラインからの変化率、投与16週時のPASIスコアのベースラインからの変化率、投与16週時のPASI-50達成率、投与16週時のそう痒VASスコア※7のベースラインからの変化量、投与16週時のDLQI合計スコア※8のベースラインからの変化量、投与16週時のSF-36v2※9の精神的側面のQOLサマリー(MCS)スコアのベースラインからの変化量など
【探索的評価項目】
各評価時のsPGA達成率※5、各評価時のそう痒VASスコアのベースラインからの変化量、各評価時のDLQI合計スコアのベースラインからの変化量など
【解析計画】
目標症例数は主要評価項目(投与16週時のPASI-75達成率)においてプラセボ群に対する差を検出できるよう設計した。
主要評価項目及び副次評価項目における各オテズラ群とプラセボ群との統計学的な比較は、階層的に主要評価項目での比較に続き、上記副次評価項目(記載順)の順序で実施した。各項目の統計学的比較において、2つの対比較(オテズラ20mg 1日2回投与群又は30mg 1日2回投与群とプラセボ群)でp<0.05(両側)の場合は、両比較とも有意とみなし、次の評価項目について両方の比較を有意水準0.05で検定した。2つの対比較のうち一方がp<0.025(両側)でもう一方がp≧0.05(両側)の場合は、p<0.025であった比較のみ有意とみなし、次の副次評価項目は有意であった対比較のみを有意水準0.025で検定した。いずれの対比較でもp≧0.05(両側)の場合は有意とはみなさず、それ以降の副次評価項目の統計学的比較は行わなかった。
  • PASI-75(50)達成率:乾癬の代表的な重症度評価法であるPASI (Psoriasis Area and Severity Index)のスコアがベースラインから75%(50%)以上減少(改善)した患者割合
  • sPGA達成率:医師が、乾癬の主要な特徴(紅斑、鱗屑及び肥厚)の重症度を評価する際の指標であるsPGA(static Physician Global Assessment)のスコアが0(消失)又は1(ほぼ消失)の患者割合
  • 乾癬病変のBSA(Body Surface Area):乾癬の病変がある皮膚面積の測定に用いられ、全BSAの約1%に相当する手掌を用いて乾癬病変全体のBSAを推定する1)
  • VAS(Visual Analog Scale):直近1週間の痒み(そう痒)の程度を左端「全く痒みなし」、右端「考えうる最大の痒みあり」とする100mm VAS上に、患者が印を付け、その位置をスコアとする2)
  • DLQI (Dermatology Life Quality Index):皮膚疾患に特異的なQOL指標。6つの下位尺度があり、下位尺度スコア又は合計スコアが高いほどQOLが低い3)
  • SF-36v2(Medical Outcome Study Short Form 36-Item Health Survey, Version 2):自己評価式の尺度であり、複数の項目からなる8つの下位尺度で健康関連QOLを評価する。下位尺度から2つのコンポーネント・サマリースコア(身体的側面:PCS、精神的側面:MCS)を算出でき、スコアが高いほど健康状態が良好4)

1)Mrowietz U et al.:Arch Dermatol Res. 303:1-10, 2011
2)Reich A et al.:Acta Derm Venereol. 92:497-501, 2012
3)Finlay AY et al.:Clin Exp Dermatol. 19:210-216, 1994
4)Ware JE Jr et al.:Med Care. 30:473-483, 1992

利益相反:PSOR-011試験はCelgene社の資金提供によりアプレミラストの開発治験として実施され、この結果を報告した論文5)[Ohtsuki M et al.:J Dermatol. 44:873–884, 2017]の著者らには、Celgene社の社員や指導料などの謝金を受領した者を含みます。

承認された効能又は効果(一部抜粋)
局所療法で効果不十分な尋常性乾癬 関節症性乾癬

承認された用法・用量
通常、成人にはアプレミラストとして以下のとおり経口投与し、6日目以降はアプレミラストとして1回30mgを1日2回、朝夕に経口投与する。

1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目以降
10mg 10mg 10mg 10mg 20mg 20mg 20mg 20mg 30mg 30mg 30mg

お知らせ

2019年11月21日(米国時間)、アムジェンはセルジーンからOtezla®(アプレミラスト)の世界的な権利を取得しました。
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