尋常性乾癬 海外第Ⅲ相臨床試験 ESTEEM-1 有効性尋常性乾癬 試験概要

ESTEEM-1試験概要(尋常性乾癬)

的】
中等症~重症の尋常性乾癬患者にオテズラ30mgを1日2回経口投与したときの有効性及び安全性をプラセボを対照として評価する。
象】
BSA10%以上、PASIスコア12以上、sPGAスコア3以上の中等症~重症の尋常性乾癬で18歳以上の患者844例
法】
第Ⅲ相多施設共同、ランダム化、二重盲検、プラセボ対照試験
  • ・プラセボ対照期:オテズラ30mg 1日2回投与群又はプラセボ群に2:1でランダムに割付け、16週間投与
  • ・維持投与期:16週時にプラセボ群の患者すべてを盲検下でオテズラ30mg 1日2回投与に切り替え、オテズラ30mg 1日2回投与群は同用量を盲検下で32週まで16週間投与
  • ・32週時のPASI達成率に応じて患者を再割付け又は同用量での治療を継続し(再割付け期)、52週以降はオテズラ30mg 1日2回で最長4年間投与(長期安全性評価期)
ESTEEM-1試験概要(尋常性乾癬)
  • ※1 オテズラの投与開始時又はプラセボからオテズラへの投与切り替え時は、最初の6日間にオテズラを1日あたり10mgずつ漸増投与。
  • ※2 プラセボ対照期のオテズラ30mg 1日2回投与群のうち32週時にP ASI-75を達成した患者をオテズラ30mg 1日2回投与又はプラセボに再割付けし、PASI-75未達成患者及びプラセボ対照期のプラセボ群の患者は再割付けせず、52週までオテズラ30mg 1日2回投与を継続。
  • ※3 プラセボ群に再割付けされ≧PASI-75が消失した患者は、オテズラ30mg 1日2回投与を再開。
  • ※4 32週時のPASI-75未達成患者は、治験担当医師の判断により、局所療法や紫外線B波(UVB)の光線療法の併用が可能。
主要評価項目】
投与16週のPASI-75達成率
副次評価項目】
投与16週のsPGA達成率、乾癬病変のBSA(%)及びPASIスコアのベースラインからの変化率、PASI-50達成率、そう痒VASスコア及びDLQI合計スコアの変化量など
【探索的評価項目】
投与24、32及び52週のPASIスコア及びそう痒VASスコアのベースラインからの変化量、投与16、24、32及び52週のNAPSIスコアのベースラインからの変化率、頭皮乾癬を有する患者での投与16、24、32及び52週にScPGAスコアが0(消失)又は1(ほぼ消失)に改善した患者割合(ScPGAスコア0/1達成率)など
解析計画】
目標症例数は主要評価項目(投与16週のPASI-75達成率)においてプラセボ群に対する差を検出できるよう設計した。有効性の解析では、ステップダウン法を用いて統計学的に比較を行った。主要評価項目に続き、上記副次評価項目(記載順)、投与16週のNAPSIスコア変化率及びScPGAスコア0/1達成率の順に、ある評価項目がp<0.05(両側)で、かつその前の評価項目すべてが有意(p<0.05)であった場合のみ、当該項目は統計学的に有意であるとした。
安全性】
プラセボ対照期(0~16週)の副作用の発現率はプラセボ群20.6%(58/282例)、オテズラ30mg 1日2回投与群40.0%(224/560例)で、主な事象は下痢及び悪心であった。高度の有害事象及び重篤な有害事象の発現率はプラセボ群でそれぞれ3.2%、2.8%、オテズラ30mg 1日2回投与群で3.6%、2.1%であった。試験薬の休薬又は投与中止に至った有害事象の発現率はプラセボ群でそれぞれ4.6%、3.2%、オテズラ30mg 1日2回投与群で6.6%、5.2%であった。死亡はプラセボ群で自殺による1例、オテズラ30mg 1日2回投与群で心不全による1例を認めた。
  • 注)本項では52週でカットオフしたデータに基づく治験総括報告書の成績を紹介する(承認時)。
1)社内資料(承認時評価資料):アプレミラストの海外第Ⅲ相臨床試験(PSOR-008試験)
2)Papp K et al.:J Am Acad Dermatol. 73:37-49, 2015
利益相反:
ESTEEM-1試験はCelgene社の資金提供によりオテズラ錠の開発治験として実施され、この結果を報告した論文2)[Papp K et al.:J Am Acad Dermatol. 73:37-49, 2015]の著者らには、Celgene社の社員や指導料などの謝金を受領した者を含みます。
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